(´・ω・`)携帯電話が、まだ携帯電話だった
まだ、モノクロの携帯電話が生き残っていた時代
i-modeやEZwebといった
各社固有の携帯電話向けコンテンツが、多彩になり
少ない暇の暇潰しは、携帯電話で
それが当たり前になりつつあった頃
ある怪談サイトのコンテンツ
百物語コーナーを、400話くらい読み進めていた
ある一週間の事でした
(´・ω・`)だんだんと
そう、だんだんと
周囲の空気が悪くなっている自覚はありました
しかしカワハラさんは、昔っから退屈にだけは耐えられません
(´・ω・`)ところで
水回りには、溜まるのだと
そういう話を聞いた事はないか?
池
沼
ダム
滝
川
海
霧
トイレや、流しだってそうだ
(´゜ω゜`)そうとも
スポットになりやすい場所である
ソレはドコでも同じ
例え
店でも、家でも
(´・ω・`)店のバックヤード
流しがあるあたりに居て読んでると
なんだか毎日少しずつ
温度が下がっていくのだ
少しずつ、少しずつ
危険な兆候である事は体験的に理解していた
(´・ω・`)ハッキリ覚えているが
三日目、夜の事だった
金縛りにあった
周囲に
(´゜ω゜`)縛魂!とかやるような
漫画に居そうな、イタズラ好きな術者がいたわけじゃあないし
(´・ω・`)そもそもワガハイ
金縛りは慣れっこである
(´・ω・`)金縛りの攻略は簡単だ
必要なのは気合いであって
念仏とかのヘッタクレではない
(´゜ω゜`)気合いで、問答無用に無理やり動くのである!
(´・ω・`)通常
やられそうな日は
部屋に帰った時に、だいたいワカる
なにか、見えない君が居る気配は、肌でワカるのだ
(´・ω・`)んでまあアタシの場合
だいたい夢と連動して固められる
夢の中で、危険や不吉が起こり
次に目覚めた時は寝技を食らってる状態
そこから
(´゜ω゜`)無理やり動く!
(・´ω`・)また徐々に固められだす
(´゜ω゜`)ウゼーなクソが!
また無理やり動く!!
(・´ω`・)また固められだす
と、7~8回繰り返せば
疲れて寝オチる
コレで慣れっこだったのだ
(´・ω・`)気合いを知らなかった頃は
信心もねえのに、念仏を唱えたりしたもんだが
無意味である
(´・ω・`)とりあえず
お腹の上で、棺の中の死者みたいに手を組んで寝るのはオススメしない
(´゜ω゜`)その寝方をした時、何かを抜き出されるかのように
手を上に引かれた事も、ありました
(´・ω・`)金縛りの科学的な解明
って、調べりゃ出てくるし
ウィキさんで金縛りを見てみると
まあアタシの書いたような事も載っている
ただしソイツは
説明がつく、というだけなのさ?
この時の話、最後のオチでは
金縛りとは別の
物理的な現象が起こったのじゃよ
(´・ω・`)話を戻そう
その日は
普段なら一発で動けるモノが
動けなかったのだ
(´・_・`)やたらと拘束力の強い金縛り
(・´ω`・)おや?おかしいな?
しかしまあ、縛られっぱなしでは気持ちが悪い
(´・ω・`)ちょっと力をためて、一気に、、、とか考えたところ
(・´ω`・)違和感に気づいた
(´・ω・`)右足首をな?
こう、まあまあ全力で握られている感覚があったんだわ
ヤベエやつである
(´゜ω゜`)ギャァァア!!
とばかりに火事場のクソ力が発動して
ほどけはした
(´・ω・`)普段なら繰り返しが起こるところ
一発でゴッソリ削られたらしい
意識は一瞬でオチていった
その一瞬、話し声が聞こえていたが
内容は記憶にない
朝に起きたら、もちろんテレビは消えていた
(´・ω・`)まあまあビビった事にはビビったが
回避はできたし
多少怖くても、金縛りは金縛り
慣れっこである
ゆえに懲りないアタシ
懲りるハメになったのは、開始から一週間後の月曜日
しかも
昼、店での事件を発端とした
恐怖の一年、その始まりである