· 

ゲームも現実も、大差ない(前編)

(´・ω・`)と、思う私ですが
さて、またロクデモナイ話を、前フリからしてみよう


世界を作る
または
世界を効率よく廻し、発展させるゲーム

 

というのがあります


『アクトレイザー』
という古いゲームがありまして


あらすじは

悪魔に力を奪われ、自分が統治する世界を荒らされた神が

自身の力の源である
人類と、その信仰心を質量ともに増やすため


悪魔の手先と戦いながら、人類を復興、発展させ

よって徐々に力を取り戻し、悪魔を倒しましょう

さあ、まずは人類を発展させましょう


みたいなゲームなのですが


(・´ω`・)まあ、その、なんだ
ワリと血も涙もないっつうかさ?


例えば家だ
最初から作れる住居では、一軒あたりの収容人数が少ない

そして食料
最初から作れる作物では、面積あたりの扶養数が少ない

当然、食料だけでも、住居だけでも人数は効率よく増えない
バランスを見ながら調整しなければならない


そして
人数が増えれば集団の文明レベルが上がり

新たに
収容人数が多い住居や
扶養数が多い畑を作れるようになる

家なら
藁葺き屋根→瓦屋根→石造りとか

 

食料なら
雑穀→米

みたいな感じに

 


繰り返すうち、だんだん人数は増えていくが
役割を与えられる土地には限りがある


序盤に役割を果たした、初期の住居や作物は
やがて面積あたりの効率が悪い、お荷物と成り果てる


こんな時

このゲーム、アクトレイザーでは
プレイヤーである神は、どうするべきか?

 


私は、姉がやってるトコを見てその方法を認識し
まだ小学生だった子供ゴコロには、結構な衝撃を受けたのですが


このゲームでは

 

自身の目的のため
プレイヤーである神が使える奇跡がいくつかあり

日照りで開発不能の地域に
『雨を降らす』

水が邪魔で開発不能な地域は
『日照りで乾かす』

などなど
それら奇跡のうち1つ、基本技に
『雷を落とす』

というのがあります
平素では開拓に邪魔な大木、大岩の除去に使うのですが


(´・ω・`)家や畑に落とせば、家や畑も焼けます
もー、メ~ラメラ
古い家も畑もメラメラ焼いて、いったん更地にし
新たな役割を、その土地に与える

それをさらに繰り返し、人類を増やす

(´゜ω゜`)ちなみに
ランダムでまとめて破壊、大量虐殺できる
『大地震』もありました
(・´ω`・)あれ、他の使い途はなんだったか思い出せん


つうわけで
用済みの道具は始末して
新しい道具でもって、それまでより先に行く

そうしなければ、どこまで待っても、人類は増えないっつう
停滞というヤツですな
まーそれではゲームが進まないので



不要とあらば、文化レベル1の、家も畑も焼き尽くし
文化レベル2の家と畑で埋め尽くした先、文化レベル3の家と畑を産み出し
また文化レベル2の、家と畑を焼き尽くし、土地を文化レベル3の家と畑で埋め尽くす


この作業の果て、神は無事に力を取り戻し

最終的に悪魔を滅ぼすわけですが

 

こう書くとまー

現実的に想像してみた場合
どっちが悪魔か?わかったもんじゃあ、ありません

 

というか単純に

イイヒトヅラで利用しにくる悪魔vs悪役顔で蹂躙しにくるだけの悪魔

どっちも悪魔ですな


とはいえ、最終的に
発展した人類は、結果として残りますよね

1万人の犠牲の果て、100万が幸せっぽい世界に辿りつけました、と

 

例え
プレイヤーである神の道具として
神の都合で増やされただけ、なのだとしても



さて
ゲームと現実は、違うか?同じか?
次なる本題では
実にロクデモナイ話をしようじゃないか

ランニング中の、暇つぶしに